C.V. of Kasai

東京大学医学部卒業。学位取得後、マックスプランク研究所(独)に留学。帰国後、東大医学部生理学教室助教、准教授を経て、自然科学研究機構生理学研究所の教授となる。この間に、2光子アンケイジングを用いた単一シナプス刺激法を開発し、脳のシナプスはその結合強度と大きさが強く関係し、学習刺激を与えるとシナプスが速く増大することを見出した。2006年から東京大学医学部疾患生命工学センターの教授となり、分子生物学と光学的手法を組み合わせた学習・記憶機構の基礎機構やその異常としての精神疾患の研究をしている。


1988   フンボルトフェロー、マックスプランク研究所、ドイツ

1990   東京大学医学部医学科 助手

1993  東京大学大学院医学系研究科 助教授

1999  自然科学研究機構 生理学研究所 教授

2005  東京大学大学院医学系研究科 教授

2022 東京大学国際高等研究所(UTIAS)ニューロインテリジェンス国際研究機構(WPI-IRCN) 特任教授


2003  塚原仲晃記念賞

2010 上原賞

2016 日本医師会医学賞

2018 紫綬褒章

2022 恩賜賞・日本学士院賞

2023 Fellow of IUPS Academy